2017.09.27
- イベント案内
2017年度懇親事業(11/3)開催のお知らせ
2017年度の教育後援会懇親事業を下記の通り開催いたします。
懇親事業は、会員の皆様の親睦をはかり、様々な文化に触れていただくことを目的に、
近年は京都の文化や芸術に関する催しを行っております。
本年度は、来たる11月3日に、木版画に関する講演会を開催いたします。
伝統の木版印刷技術を継承し、木版の未来に新たな可能性を見出す、
竹中木版五代目摺師(すりし)・木版画作家竹中健司氏によるお話や版を用いた実演です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
講演会「伝統木版画の表現力と可能性 —浮世絵からアニメまで—」
講師:竹中健司氏(竹中木版五代目摺師、木版画作家、
竹笹堂代表取締役兼クリエイティブディレクター)
開催日時:2017年11月3日(金、祝)14:00~15:30
会 場:京都精華大学 本館4階H417
《申込方法》申込フォームより、10月13日(金)までにお申込みください。
*ご家族の参加はお申込の方と合わせて2名様まで受付けいたします。
*在学生はご参加いただけません。
*当日キャンパスでは学園祭を開催しております。
[講演概要]
木版画の歴史は、印刷の歩みそのもの。
貴重な仏教経典を量産するために誕生したこの手仕事は、文字だけを摺る「文字木版」から、仏の姿を摺る「印仏」へと発展を遂げ、やがて色鮮やかな絵画を摺る「木版画」へと成長します。江戸時代になると商業出版の隆盛にともなって挿絵入りの「絵草紙」や「滑稽本」などが盛んに発行され、「文字+絵画」の木版画表現は娯楽や教育など文化の隅隅に浸透していきます。そして、菱川師宣や鈴木春信、葛飾北斎、喜多川歌麿などの天才絵師たちによって浮世絵が確立され、日本の木版画は独特の構図観と色彩表現をもつことになるのです。
竹中さんは京版画の木版摺師として浮世絵をはじめとする伝統的な木版画を手がける一方で、木版画作家としても精力的に制作活動をおこなっておられます。近年ではマンガやアニメーション(松本零士作品、モンキー・パンチ作品等)を題材にした木版画も多く手がけておられ、木版画の表現の可能性を広げておられます。
伝統に根ざしながら、木版画の未来をみつめて活動を続ける竹中さんに、実演を交えながら技法や表現についてお話頂きます。
[講師]
竹中健司氏(竹中木版五代目摺師、木版画作家、竹笹堂代表取締役兼クリエイティブディレクター)
©中島光行
[お問合せ先]
京都精華大学企画室内 教育後援会事務局
TEL:075-702-5201 FAX:075-702-5391
E-mail:kouenkai@supporter.kyoto-seika.ac.jp