2024.11.12
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2024年度懇親事業を開催しました
2024年10月26日(土)本学にて懇親事業を開催いたしました。
教育後援会会員間の懇親を目的としている懇親事業ですが、新型コロナウイルス感染症により、2021年度からは動画配信にて実施してきました。
今年度は本学で実施する運びとなり、本学国際文化学部人文学科教員の山名伸生が講師を務めました。
山名先生は仏像を中心に仏教美術を研究し、私的には陶磁器を中心に骨董や民芸品も愛好されています。
2024年9月~11月の間京都民芸資料館にて開催している、茶碗の展覧会「めし・ころ・りん」を企画し、今回の懇親事業では日常使いのうつわや民芸に関する講義と、「めし・ころ・りん」展の見学を行いました。
講義では、柳宗悦らによって提唱された「民藝運動」の成り立ちや意義が語られました。
「民藝運動」は、手仕事によって生み出された日常づかいの雑器に美を見出そうとする運動です。講義では特に、民藝運動の京都での展開について、詳しく紹介しました。
講義の後は、京都民芸資料館に徒歩で移動し、先生の解説を聞きながら、展示品の様々なお茶碗を観ました。「お茶碗から、日本人の食生活や日常生活の変化を読み取ることができる。器の形状や使い方の変化には、社会の変化が表れている」という、先生のお話し通り、器から、当時の人々の暮らしに思いを馳せる時間となりました。
詳しくは後日配信する、動画配信でお楽しみください(12月中旬頃)。